【FPが解説】年収300万円の新卒時代の私が1年で100万円貯めた方法

年収300万円前後で生活していた当時、「この収入で将来は大丈夫なのだろうか」そんな不安を抱えていました。

浪人、大学院を経て社会に出たため、同年代と比べ、スタートが遅いと感じていたことも、不安を強めていた一因でした。

さらに、20代で結婚するという人生の目標があったため、今の収入で生活できるのだろうか、結婚費用は?貯金はどれくらい必要なのだろうかと漠然とした焦りを感じていました。

当時の私は会社の独身寮に住んでおり、家賃などの固定費を大きく見直すことは難しい状況でした。

お金を貯めたければ賃貸を見直せ!」と言われても、自分はできないなと感じていたことを鮮明に覚えています。

それでも、今ある収入の中でお金の使いかたを整えた結果、1年間で100万円を貯めることができました。

この記事では年収300万円(4月~12月)だった私が1年間で100万円貯めるためにやったことや考え方を、FP2級の視点も交えて解説します。

ここで紹介する方法は特別な才能は必要ありませ

※この記事は私の新卒時代の体験談の一意見になります。

状況や価値観に合わせて貯金するための最良の方法をみつけるきっかけになれば幸いです。

目次

年収300万円の生活で感じていたお金の悩み

冒頭でもお話ししましたが、私の当時の年収(4月~12月)は300万円でした。

1年の浪人生活と大学院を経て社会に出たため、同年代の大卒と比べ3年間、社会人のスタート(当時25歳)が遅かったです。

さらに、私は20代のうちに結婚したいと考えていたため

「この収入で、貯金もないとなると結婚できるのが遅くなってしまう」と不安を感じることが増えていきました。

日々の生活で大きく困ることはなく、むしろアルバイトから正社員になってゆとりが出たものの、

思い描いていたほど年収は高くなく、将来に向けた余裕がないと漠然と思っていました。

また、新卒入社直後だったため、収入を大きく増やすことは難しかったです。

そのため、まずは現在の収入の中でどうしたら貯金をすることができるのかを考えるようになりました。

当時の手取りと家計の状況

当時の私の手取りはおおよそ17万円前後でした。

大学院卒で社会人としてのスタートが遅かったこともあり、収入面では余裕があるとは言えない状況だったと思います。

当時は会社の独身寮に住んでおり、家賃や光熱費は比較的抑えられていました

ただし、その分「これ以上削ることのできる固定費が少ない」と考えており、家計を改善する余地はあまりないように思っていました。

特に4月の給料は社会保険料などが引かれておらず、17万円より若干多かった(20万円程)のですが、4月終了時点の貯金は4万円程だったと記憶しています。

漠然と不安は感じていたものの支出の管理が全くできておらず、1か月に何にどれだけのお金を使っていたの把握できていませんでした。

クレジットカードの引き落としの連絡が来て、気づけばお金が減っているという状態だったのが正直なところです。

1年間で100万円貯めるために意識した考え方

1年間で100万円を貯めるために、まず意識したのは「収入を増やすこと!

ではなく、「今あるお金をどう使っていくか」という考え方でした。

もちろん、転職副業をやってみることも一つの手だとは思います。

しかし、家計の管理ができていない状態で収入だけを増やしても、あるだけお金を使ってしまうことになりかねません。

そこでまずは現在、自分自身が何にいくら使ってしまっているのか、無駄遣いをどれだけしているのかを把握しようと考えました。

また、当時は節約=我慢というイメージが強く、できるだけ出費を減らそうとしていましたが、我慢ばかりではストレスになってしまい心身の健康に良くないと感じました。

そこで「全てを削るのではなく、最低限これは削る」という優先順位をつけていくことにしました。

実際にやった家計改善の具体策

支出の把握と優先順位付け

上記の考えを基に、まず、5月のゴールデンウィークの時にクレジットカードの明細を見なおし、家計の状況を把握しました。

収入:200,000円

支出:160,000円(下記内訳)

食費:75,000円

通信費:10,000円

交際費:35,000円

衣服・美容費:15,000円

日用品:5,000円

その他:20,000円

趣味:ほぼゼロ

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収支:+40,000円

4月は収支で言えば4万円ですが、12月までで32万円にしかならず、ボーナスをすべて貯金に回したとしても100万円の到達目標には程遠い貯金額でした。

さらに先ほどお伝えした通り、4月の給料は社会保険料が差し引かれていないため5月からは手取りがさらに少なくなり、より貯金が厳しくなる見込みでした。

上記の支出項目から金額の大きい順に順位をつけて上位から手を付けた方が節約効果が大きいと考えました。

貯金の先取り

これまでは、「1か月何も考えず、余った分を貯金する」という、ただ生活に流されるままの貯金を行っていましたが、この家計の見直しを機にやり方を変えることにしました。

それは「貯金を先取りすること」です。

給料が入ったらすぐに、給料が入る銀行口座から別の銀行口座へ貯金したい額を移すことにしました。

私が5月から最低限1か月で貯金することにした額はなんと70,000円

12月までで560,000円+4月の貯金額(40,000円)で600,000円を貯めることにしました。

我ながらいきなり思い切った目標を立てたなと思います。

ただ、この時にやった先取りは今考えてもとてもよかったと思います。これにより今あるお金の中で暮らそうという意識が芽生え、ちゃんと管理していかないといけないなという意識づけになったからです。

70,000円を別口座に移して手を付けられないようにした私ですが、家計を改善しなければ別口座に移したお金を戻して使うことになりかねなかったので金額の大きい順から見直すことにしました。

食費の改善

私の当時の家計を圧迫していたのはなんといっても食費でした。

ご飯を食べることは大好きですが、お酒は普段の飲まないので家計を見直すまではまさか月に75,000円も食費に使っているなんて思いもしませんでした。

食費が高くなっていた要因として当時、近くにスーパーがなく、会社が終わってから遠くのスーパーまで買い物がめんどくさくてコンビニで済ませていたので原因でした。

また、その時にご飯以外で、アイス、お菓子、ペットボトルのお茶やジュースを買い込んで常に家にストックがある状態にしていたも原因でした。

このほかに会社で毎日欠かさず一本以上、自動販売機で飲み物を買っていたことも原因でした。

そこで以下のようなルールを設けました。

週に一度スーパーへ行きまとめ買いして自炊を心がける

お茶はパックを購入して作る

会社へは水筒を持参

土日の外食はOK(デートの際は交際費に計上)

その結果、月に75,000円かかっていた食費を25,000まで抑えることに成功、年間で600,000円の削減をすることができました。

お菓子、アイス、買い食い、自販機の威力はすさまじいなと痛感しました。

衣服・美容費の改善

食費の次は衣服・美容費の見直しをしました。

本来、交際費が35,000円で順位としては2位なので改善するべきではあるのですが、ここでいう交際費は基本的に彼女とのデート費用だったのでここを我慢することはしませんでした。

その他の費用も20,000円ですが、この費用は自分では避けられない急な出費等が含まれていたためそのままにしました(どうしようもできなかったという方が正しい)

衣服については当時からハイブランドなものが好きというわけではなかったのですが、似たような服をオンラインでまとめ買いしたりしていたので、タンスやクローゼットの整理をして、同じような服を買わないようにしたり、着なくなった服はメルカリや古着屋に売って家計を浮かせました。

美容代については基本的に美容室でのカットやパーマでの支出になっていました。

カットについては1か月に1度行っていたところを1.5カ月に1度に頻度を落としました。

頻度を1.5カ月に落としたところで見た目に大きな変化はなく、ストレスなくできました。

ただ、2カ月に頻度を落とそうとすると明らかにモサモサしてストレスになったのでやめました。

パーマは美容師の方に言われるままの頻度でやっていましたが、自分がかけたいと思ったタイミングだけにしました。

その結果、月に15,000円かかっていた衣服・美容代を5,000円まで抑えることに成功、年間で120,000円の削減をすることができました。

通信費の改善

次に通信費の改善をしました。

当時の私の携帯のキャリアはdocomoで特にプランの見直しを行うことがなかったので古いプランをずっと使っており、月に7,000円程支払っていました。

このほかに通信費ではwi-fiのマンションプランで3,000円を払っていましたがこちらは変更することができなかったので、携帯のプランの見直しをすることにしました。

見直しの結果、私が当時選んだのはUQモバイル

当時から私は楽天銀行などを利用していたため、当初楽天モバイルに乗り換えようと考えていましたが、当時は楽天モバイルができたばかりで地下鉄や地方で利用しにくいとの説明を受けて、バランスを考えた結果、UQモバイルにしました(現在は楽天モバイルに乗り替えています)。

その結果、月に10,000円かかっていた通信代を5,000円まで抑えることに成功、年間で60,000円の削減をすることができました。

日用品の改善

最後に日用品の見直しもしました。

日用品に関しては月5000円程度だったので効果としては大きくないのですが、家計改善を機にこれまで買ってこなかったものにチャレンジしており、これは食費の部分にも関わっているので、その紹介もかねて記載しておきます。

これまで私は、名前の知れたメーカーの商品やこれまでずっと使っていたものばかりを選んで、細かい価格などは気にしていませんでした。

もちろん品質はとても良いと思うのですが、特にこだわりがないような私はPB(プライベートブランド)商品を選んで買うようにしていました。

PB商品とは小売業や卸売業の非メーカーが出している独自商品で、品質も大きく変わることなく一般的にメーカーの商品より低価格であることが多いです。

私の場合、今までのほぼ半額で済ませることができるようになっていました。

改善後の収支

様々な費用を改善した結果、1か月の収支は以下のようになりました。

収入:100,000円(170,000-貯金70,000円)

支出:93,000円(下記内訳)

食費:75,000円→25,000円

通信費:10,000円→5,000円

交際費:35,000円

衣服・美容費:15,000円→5,000円

日用品:5,000円→3,000円

その他:20,000円

趣味:ほぼゼロ

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収支:+7,000円(+貯金70,000)

結果として5月はおよそ77,000円を貯金することに成功しました。

また、それ以降も支出として大きな変化をすることはなく、その他の費用が月によってはなかったり、残業ができるようになり収入が増えて月に77,000円~100,000円の間で貯金することができるようになっていました。

その結果、12月までにボーナスなどを併せて115万円程貯金することができ、翌年3月までに140万円程貯金することに成功しました。

まとめ|収入やスタートが遅くても、お金は整えられる

大学院卒で社会に出るのが遅く、年収も決して高いとは言えない状況でしたが、

結婚や今後のライフスタイルを考える中で、お金と向き合う必要性を強く感じました。

私の場合は収入をすぐに増やすことよりも今あるお金の使い方を整えることに重点を置いたことが結果につながったと考えています。

支出は下げればいいものと思われがちですが、人間が生活を送る上でどうしても感情とは切り離せない、削減できない費用はあると思います。

生活環境や収入は人それぞれですが、ただ流されて生きるか、家計の状況を見直し、支出を把握して貯金額の目標や先取りをすることで少しずつ将来への不安は和らげることができるのではないかと思います。

大切なのは自分の状況にあった判断基準を持つことだと思います。

私と同じように

・社会に出るのが遅かった

・収入に不安がある

・将来のライフイベントを考えている

・貯金したいけどどうしたらいいかわからない

という方の役に少しでもたっていたなら幸いです。

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